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 やまぶどう籠のお話   かごや自社工房   様々な素材 
 やまぶどう籠ができるまで   様々な編み法  材料の原産国について
やまぶどう籠のお話やまぶどう籠のお話
やまぶどうのふるさとは、川を渡り大きな岩を登った熊が出てきそうな山の中です。やまぶどうは周辺の木々へ数メートルに渡り蔦を這わせて自生しています。蔓といっても直径が6〜10cmにもなるとても太い蔓です。やまぶどうは太いものだと直径10センチにも及ぶ蔓です。採れる時期は水分をたっぷりと含んでいる梅雨の時期。
木に絡まっている蔓をナタで落とし、表面のバサバサした鬼皮をむくときれいな皮肌が現れます。その皮を丁寧になるべく太く長くむいていきます。山に入り長く伸びた熊笹をかき分けて進み採る作業はとても重労働です。こうして採った蔓を乾燥させなめし、ひご幅をそろえて木型に合わせて編んでいきます。 その蔓をなめし編む籠の幅に整え、木型に合わせ底部分から編み始めます。蔓の採取から籠の完成までに多くの時間と人の手が費やされています。

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やまぶどう籠ができるまで
蔓を採るその1 蔓を採る

やまぶどうは、周辺の木々に巻きついて生えています。それをのこぎりで切り取っていきます。
採った蔓の皮を剥ぐその2 採った蔓の皮を剥ぐ

まず上のバサバサした鬼皮を剥ぎ、その後に出てくる一番皮を丁寧に剥ぎます。剥ぐには力とコツガ必要で、不慣れだと皮が裂けてしまいます。
蔓を運ぶその3 蔓を運ぶ

採れた蔓は、湿っていてとても重いです。
これを担ぎ山を降ります。
蔓を乾燥させるその4 蔓を乾燥させる

採れた蔓は、湿っていてとても重いです。
これを担ぎ山を降りたあと、天日に当ててよく乾燥させます。
ひごを切りそろえるその5 ひごを切りそろえる

水に浸してやわらかくなった皮を、ひご状に切りそろえていきます。皮を選んでひご状にしていくため、採ってきた皮全部は使えません。
丁寧に編んでいくその6 丁寧に編んでいく

底部分を木型に固定して、編み目が緩まないよう目を詰めつつ編んで生きます。
ふちをかがるその7 ふちをかがる

かご編みの中でも一番難しいふち周り。八の字に編んでいきます。終わったら、一晩木型に入れたまま乾かします。
取手を巻くその8 取手を巻く

中に芯を作り、その周りをしっかり巻いていきます。その後、たわしで磨いてケバをとります。
完成!!その9 完成!!

とにかく毎日、可愛がって、なでてあげてください。手油でどんどん、なめらかになり艶がでてきます。籠は、一年中使えるだけでなく、使い込んだもの程コーディネートの幅が広がります。自分流の籠に育ててくださいね。

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様々な編み法
網代編斜め網代編桝網代編連続桝網代編
流水網代編二本飛び網代編みだれ編みだれ花模様
花模様立体花模様棚編縄編
松葉編六ツ目編風車編波浪編 ござ目編

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様々な素材


やまぶどう
ブドウ科のつる性植物。冷涼地の山奥で他の木々に巻きついて
自生しています。蔓の太いものだと直径10センチにも及びます。皮が採取できるのは梅雨時期のみです。剥いだ皮はとても丈夫
です。

やまぶどう 定番の皮(一番皮)
やまぶどうの蔓の一番上にあるオニ皮(バサバサした皮)を剥いた時に最初に出てくる皮。素朴であたたかみある風合いが魅力です。使い込むことによってツヤが増し、あめ色に変化していきます。※一番皮は定番なので商品名には表記されていません。
やまぶどう 二番皮
一番皮をさらに削いでやまぶどうの樹皮液に浸け磨き上げたもの。風合いが均一で、明るい色合いです。表面が整っているので、使いはじめからひっかかりが少なく、デリケートなお洋服やお着物を着る方に人気があります。磨きあげられている分、一番皮に比べるとゆっくりとツヤがでます。一番皮の素朴な雰囲気よりも明るい皮肌が好きな方におすすめです。※商品名に二番皮と表記されています。
やくるみ
クルミ科クルミ属の落葉高木。山野や川沿いに自生しています。
根張りが良く、巨木になります。秋に実が生り、その実は食べられます。ひご状になった樹皮は厚く柔軟性に富み強度に優れています。

やまくるみ こげ茶
ゴツゴツとした樹皮をはぐことで得られる深みのある皮肌が特徴です。木の皮の微妙な色合いと質感の柔らかさが魅力。空気に触れて黒く酸化すると同時に丈夫になります。使い込むほどにつややかになり、より深みが出てきます。シックな色味でコーディネートしやすいです。
さわくるみ
クルミ科サワグルミ属の落葉高木。沢など山間の湿った場所に自生しています。根張りが良く、巨木になります。フジのようなきれいな白い花をつけます。ひご状になった樹皮は厚く柔軟性に富み強度に優れています。

さわくるみ こげ茶
見た目は「やまくるみ」と一緒ですが、独特の木肌に特徴があります。ひごが厚く丸みがあり、触り心地がなめらかです。使い込むほどにつややかになり、より深みが出てきます。シックな色味でコーディネートしやすいです。
さわくるみ 灰褐色
樹の表皮。独特の木肌に特徴があります。ひごが厚く丸みがあり、触り心地がなめらかです。明るめの色合いがやさしい雰囲気です。使い込むとなじんでツヤがでてきます。
さくら
やまざくら。バラ科サクラ属の落葉高木。山地に自生。年々、
材料の入手が難しく、とても稀少になっています。

さくら
硬い鎧の様な樹皮を丁寧に剥がし磨きあげた皮は、つややかで防湿・防乾に優れています。素朴な手触りや自然の光沢が美しく、上品で華やかな印象です。使い込むほどにべっこう色の輝きが深まります。
あけび
アケビ科のつる性植物。山の南側斜面の樹木に巻きついて自生。秋になると細長い卵形の甘い実をつけます。蔓は、弾力性があり
丈夫です。

あけび
使用する蔓(取手部分除く)は半分に割らず、贅沢に円い蔓のまま編み上げています。素朴であたたかみのあるやさしい印象。使い込む事であめ色の美しい風合いに変化します。
竹
山野に自生。2〜3年ほどで成長する生命力溢れる植物。上手に管理し、成木のみを伐採していくことで、資源を減らすことなく活用できるエコロジー素材です。しなやかで丈夫な竹は、生活に密着した日用品として発展してきました。

青竹
明るい色味であたたかみある風合い。使い込むほどに、あめ色に変化していきます。
黒竹
渋い色味で独特な皮肌が特徴。シックで高級感ある雰囲気に。使い込むほどにツヤが増し味わい深くなります。
竹
ヤシ科トウ連。熱帯地域に分布。曲げに強く丈夫な素材です。家具や籠など様々な用途に利用されています。


エナメル質の上質な皮籐を使用しています。つややかさが美しく上品な印象。明るい色味がさわやかです。使い込んでいくと飴色に変化していきます。

竹

かごやでは、国内の材料を使用したものと、海外(中国)の材料を使用したものを取り扱っております。国内の材料も海外の材料も同じ植物ですので、ツヤの出方、丈夫さなど、特に違いはございません。どちらもしなやかになり、色味も深くツヤが出て素敵になります。

国内の材料を使用したものは、下記のカテゴリーをご覧ください。同じデザインのものでも、国内と海外ではコストの差がある為、価格が異なります。

国内の材料を使用した籠はこちらから>>
悠帆さん他 作家・職人の籠はこちらから>>

ツヤツヤに育ったやまぶどう籠

ツヤツヤに育ったくるみ籠

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